防衛戦線

"防衛戦線"のスクリーンショット。画面中央に自機、右端に空中に浮いているアイテムが配置され、画面下部にはプリミティブで構成されたビル群が広がっています。自機と敵機のヒットポイントをあらわすHUDと、自機の攻撃時に使用するチャージ度を表すHUDが表示されています。"防衛戦線"のゲームオーバーシーンのスクリーンショット。画面中央に自機のオブジェクトが写り、画面右側にはマップの境界を示す格子が描画されています。

概要

講義『クリエイティブテクノロジー実習I』にて制作した、空中を飛行する機体を操作してドッグファイトを行うゲーム形式の作品です。

球状のバリアを展開して敵に攻撃する操作、空中に浮いたエネルギーカプセルを取得する操作、機体をコントロールしてエリア内に留める操作等、複数種類のインタラクションが同時に起こることで体験を盛り上げます。 ビジュアル面にもこだわり、ジェットエンジンの炎や敵の爆発等の表現をアニメーションを実装して行いました。

講義内で実施された投票形式の相互評価では、最も多い票数の投票を頂きました。

技術詳細

本作品は、OpenGL及びGLUT、更に講義独自のフレームワークを利用した上でC++で制作されています。
C++未経験の状態から制作を開始し、安定動作し、かつゲームとして面白さのあるプレイ感覚を目指して制作に挑みました。

本作品の主要なポイントは以下の通りです。

自由度の高い操作
3D空間を自由に飛び回る体験を目指し、元の状態では90°までであったピッチ操作を拡張し、宙返りに対応しています。
高いゲーム性
単なる技術習得に留まらず、体験者にゲームとしての楽しさを味わってもらえるよう、自機と敵機それぞれについて速度差、攻撃範囲が拡大する広さ、体力量などを調整し、更に敵の強さがプレイ状況によって変動します。
体験者全員に対してユニークかつ最適な体験を提供できるよう、調整対象とするパラメーターとその調整量を、繰り返し比較検討しました。

紹介動画